MENU

高配当株は何銘柄まで持つべき?分散の最適ラインを考える

よし、高配当株銘柄だいぶ揃ってきたぞ!
…でも何銘柄まで増やせばええんやろか?

こんなこと考えたことありませんか?

高配当株投資ではよく 「銘柄分散が大事」 と言われます。

でも──
「何銘柄くらいが適切なのか」
はあまり語られません。

今回はそんな悩みをお持ちの方に、
銘柄分散の考え方をお伝えします。

ポイントは
「影響度」という指標で銘柄数とリスク低減効果の関係を考えること。

なんかどえらい難しそう…

イメージしやすいよう、分かりやすく解説するばい!

記事を読み終えたころには、
銘柄数を増やす」という行為が何につながるのか?
という一つの解釈を理解できるはずです。

それではいってみましょう✍️

目次

高配当株投資で“銘柄分散”が必要な理由

まずは考え方の土台となる「銘柄分散の目的」を整理しておきましょう。

銘柄分散にはよく
「攻めの分散」
❷「守りの分散」
なんて言葉があります。

ここで、ぼくが意識しているのは──
「攻めと守りのちょうど良いところ」です。

よくばりでしょ?笑

でも、この考え方は個人投資家が市場に長く居続けるためにはとても大事な考え方だと思ってます。

市場の未来は予測できないからこそ、
どう転んでも動ける状態を作っておくことが重要なんです。

株価が上がろうが下がろうが、旨味を得るという考え方に近いかもしれませんね。

そしてその「攻めと守りのちょうど良いところ」を探すために使えるのが
「1銘柄あたりの影響度」という考え方です💡

  • 減配・無配のリスクを小さくする
  • 銘柄の偏りを減らす
  • 全体への影響を最小化する

こうしたことを数値で捉えましょう!

分散の効果を数値化できる『影響度』とは?

なーんか難しくなってきた〜となった方!
わかりやすく解説するね

ここでいう影響度とは──
1銘柄が無配や上場廃止になったとき、ポートフォリオ全体にどれだけ影響を与えるか?を示す指標
です。

1銘柄あたりの影響度が低けりゃ低いほど、
ポートフォリオ全体として
「痛くも痒くもないでー」という状態ということですね💡

参考までに計算式はこんな感じ。

▶ 影響度(%) = 1 ÷ 銘柄数 × 100

何やようわからんでオッケーです。
ふむふむって思ってください。

でも影響度について、
下記のイメージは掴みましょう👇

  • 30銘柄 → 影響度:3.3%
  • 50銘柄 → 影響度:2.0%
  • 80銘柄 → 影響度:1.25%
  • 100銘柄 → 影響度:1.0%

銘柄を分散すればするほど
1銘柄がポートフォリオ全体に与える影響度というのは小さくなっていくという感覚をしっかりと持ちましょう💡

グラフで見る「分散効果の限界」

じゃあ銘柄増やせば増やすほどええやん💡

ところがそうでもないんよ!

こちらのグラフをご覧ください。

スクリーンショット 2025-08-03 16.09.30.png縦軸が影響度、横軸が銘柄数です。

このグラフを見て分かるとおり──
影響度というのは、ある程度まで分散すると下がるスピードが鈍くなります。

具体的には

  • 30〜50銘柄までは大きく下がる
  • 80銘柄を超えると、ほとんど下がらなくなる

といった感じでしょうか。

つまり、銘柄分散における影響度には、
あるラインを超えると効果が薄くなるというポイントがあるんです💡

80銘柄以上に増やすべき?ぼくの結論

たとえばよく挙がる疑問がこちら。
「80銘柄揃えたあとに、100銘柄まで増やすべきか?」

これは言い換えると
「影響度をたった0.25%下げるために、 20銘柄を新規に管理する必要があるのか?」
ということになると考えます。

  • 80銘柄 → 1銘柄の影響度 1.25%
  • 100銘柄 → 1銘柄の影響度 1.0%

ぼくの考えでは、

  • 分散における“影響度の守り”は80銘柄でほぼ完成
  • それ以降は基本的に銘柄を増やさなくてもいい

です。

もちろん、

  • 明らかに既存銘柄より条件の良い銘柄が見つかった
  • ポートフォリオの業種バランスを整える必要がある

といった理由があるなら追加もOKです。

でも、そうでないなら──
既存銘柄の買い増しを優先した方が合理的だと考えています。

もちろんここは人によって考え方が変わるところやけんね💡

80銘柄揃ったら次は“質の向上フェーズ”へ

では、80銘柄程度を揃えたあとの高配当株戦略はどうすればいいのか?
「影響度」の考えをベースに考えると、取れる戦略は大きく2つかなと。

  • 既存の優良銘柄を買い増し=配当金を増やす
    ➜平均取得単価を下げれたら理想🙆‍♂️
  • 「既存よりも優れた条件の銘柄」がある場合のみ新規追加
    ➜ポートフォリオ全体の質を高められたら効果的🙆‍♂️

つまり、
分散>質の向上のフェーズから
質の向上フェーズ」へシフトするのがひとつの考え方になるでしょう。

まとめ:高配当株の銘柄数の考え方|80銘柄が一つの目安

最後にポイントを整理します。

今回は、
「銘柄分散って結局何銘柄揃えりゃいいの?」というテーマで記事を書きました。

押さえておきたいポイントは下記の5つ👇️

  • 銘柄分散の目的は 減配・無配リスクの平準化全体ダメージの最小化
  • そのための指標として「影響度」を使うと、1銘柄が全体に与える影響を数値で把握できる
  • 30〜50銘柄までは影響度が大きく下がるが、80銘柄を超えると下がり幅はごくわずか
  • 分散の“守り”は80銘柄でほぼ完成
  • それ以降はむやみに銘柄を増やすのではなく、質の向上フェーズへシフトするのが合理的

つまり、銘柄数を増やせば増やすほどいいという単純な問題じゃない!ということやね。

高配当株投資は、時間をかけてじっくり育てるものです。

やみくもに銘柄を増やしすぎるよりも、
“自分で理解しながらの範囲”で良い銘柄をしっかり育てること
これこそが長期的な成果につながると思います。

なんだか自分の銘柄の数に根拠を持てた気がする!

今日の記事が、あなた自身の高配当株との付き合い方を見直すきっかけになれば嬉しいです。

金のタマゴを産むにわとりは楽しみながら、自分のペースで育てていきましょうね💡

貴重なお時間を割いてお読みいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう🐝🌼

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次