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【投資目的から考える】高配当株投資とインデックス投資、どちらがよいか?

インデックス投資か?高配当株投資か?
これって、投資をこれから始める人も、すでにやっている人も悩むテーマですね。

わたし自身の話をすると、最初の投資は「高配当株投資」からスタートしました。

そのときの理由は単純。

300万円投資に回したら、月1万円。
・・・携帯代、一生タダやん!?✨️

ってなったからです(笑)

もちろんその後、勉強を重ねていく過程で
インデックス投資についても始めています。
インデックス投資は理論的にも実践的にも、現時点で最も合理的な手法ですね。

長期投資の王道、そして資産拡大の最適解だと
わたしも思っています。

そして現在──
実際に2つの投資をやっていると、その性質の違いを身にしみて感じることが多くなってきました。

本日は、そんなわたし自身の実感ベースの

  • インデックス投資と高配当株投資の違い
  • そしてその魅力の考え方

について書き起こしたいと思います。

読み終えたころには、

  • 資産拡大の意味
  • 高配当株投資の新たな視点
  • そしてあなた自身の“投資の目的”

が少しだけクリアになっているかもしれません。

先に前提として、
この記事はインデックス投資を否定するものではありません。
そもそも、手法や目的が異なる2つの投資方法を、並列に比較して優劣をつけることはできないと考えているからです。

それではいってみましょう!

目次

投資目的の違い

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投資にはいろんな方法がありますが、 どんな方法を選ぶにしても、そこには“目的”があります。

計画のない目標は、
ただの願い事に過ぎない。

サン=テグジュペリ(『星の王子さま』の著者)

インデックス投資と高配当株投資の両方を実践している身として断言できることがあります。

それは──
両者はそもそも目指すゴールが違う ということ。

資産を増やしたい? それとも、毎月のお金を増やしたい?

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インデックス投資の目的は、資産の拡大です。

市場全体に幅広く分散して、その成長を取り込んでいく。
そして、複利の力で資産を大きくしていくことが狙いとなるでしょう。

対する高配当株投資の目的は、キャッシュフローの拡大です。
投資したお金に働いてもらって、収入源をつくることが目的になります。

▼インデックス投資は、太る貯金箱
お金を入れたらどんどん大きくなっていく。
開けるころには、
すっかり太っちょになってるけど──
それが使えるのは、ずっと先の話。

▼高配当株投資は、働く貯金箱
お金を入れると、
せっせと働いてくれるようになる。
貯金箱さんは稼いだお金を、
「働かせてくれてありがとう!」
って言って渡してくれる。

キャッシュフローが増えると、生活は変わる

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株式投資の世界では、よく「資産の増やしたい!」という声を耳にします。
もちろんそれは、とても大切な視点ですね。

でもわたしは、わたしはそれと同じくらい、 キャッシュフローを増やすこと も重要だと考えます。

ちょっと想像してみてください。
毎月、1万円が「配当金」でカバーできてその1万円は自由に使える”おこずかい”になる

そんな生活ができたら、どう感じますか。

もちろん、キャッシュフローさえ増えれば人生がすべて豊かになる、というわけではありません。
でも、「収入源がある」というだけで、“今”のお金の使い方に選択肢が生まれるんですね💡

インデックス投資は日々の生活で使えるお金は増えない?

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インデックス投資は、長期的に見ればとても強い投資手法です。

しかし──
「今の生活」に変化を感じにくいという一面もあります。

👤「資産は増えてるけど、財布の中身は変わってない…?」
そんな感覚を覚えたことありませんか?

たとえば、
毎月10万円をインデックスファンドに積み立てて20年運用した場合──
キャッシュフローの視点で見ると、
19年間は毎月マイナス10万円の赤字です。

どれだけ評価額が増えても
そのお金は“含み益”であって、使えないお金なんですね。

使えるようになるのは、売却したときだけ。
多くの人は、少しずつ取り崩して現金化していく戦略をとるはずです。

ただし、その売却する前提が、ずっと先の未来なんですね。

将来に備えるための投資としては優れた方法で間違いないと考えます。
でも、“今”の安心感やゆとりを得る手段としては、 インデックス投資だけでは補えない部分もあると感じています。

インデックス投資の出口戦略の不安とリスク

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インデックス投資でよく語られる「取り崩しの戦略」のひとつが、4%ルールです。

ざっくり言うと──
“長期間かけて築いた資産をリタイア後に毎年4%ずつ取り崩していけば資産が尽きずに生きていける”
という考え方。

このルールには、元ネタとなる有名な論文がありますね。
「トリニティスタディ」というもので、その前提をもとに取り崩し戦略が検証されています。

たしかに理論としては魅力的です。
でも、実際の暮らしにあてはめてみると、いくつかのリスクや疑問が浮かんできます。

“4%ルール”の主な不安点

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❶ 本当に取崩していけるか問題

インデックス投資の前提は、
15年以上の長期投資。
つまり、資産形成までに非常に長い期間を必要とします。

そして問題は──
その資産を本当に“取り崩していけるか ということ。

頭では「減らしても大丈夫」とわかっていても、いざ取り崩す段階になると、心理的なハードルが高いのではないでしょうか。

❷ 取り崩し中に暴落がきたときの不安

資産を売却しながら生活しているときに、暴落が来たらどうなるでしょうか?
4%どころか、生活のための取り崩し自体ができなくなる可能性もあります。

安全のはずのルールが、むしろ生活を不安定にするリスクを内包しているんです。

❸ 4%ルールは設計が必要で、実はけっこう複雑

論文の前提では債券の組み入れが前提ですし、為替リスクが考慮されていない点も見落とせません。

個人的な感覚としては、「4%ルール」は
一見シンプルに見えて、実は結構むずかしい戦略
だと感じています。

ポートフォリオ管理の知識だけでなく、メンタルの維持にもコツが要るのが現実です。

とはいえ、インデックスは投資の最適解

もちろん、インデックス投資からの取り崩し戦略が“筋が悪い”わけではありません。
むしろ合理的で、多くの人にとっての資産形成において最も有力な選択肢だと思っています。

ただし、
キャッシュフローの安定が欲しい人にとっては、それが唯一の正解とは限らないということも、
覚えておいて損はないと思います。

インデックス投資の本来の目的は資産の拡大
そこからどう取り崩して生きるか。

この“出口戦略”は、別のフェーズとしてしっかり設計しておく必要があります。

そう考えると、
資産を減らさずに、安定したキャッシュフローを得られる高配当株投資という選択肢にも、
一定の価値があると思うのです💡

まとめ

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最後に記事のまとめです☺️
本日は「インデックス投資という最適解がありながら、なぜ高配当株投資をやるのか?」というテーマで書かせていただきました。

記事でわたしが伝えたかったのは以下の3点。

  • インデックス投資と高配当株投資は、目的がまったく異なるもの
  • インデックス投資は「資産の拡大」、高配当株投資は「キャッシュフローの拡大」
  • 大切なのは、あなた自身の目的と戦略に合った投資を選ぶこと

わたし自身、インデックス投資と高配当株投資の二刀流で運用しています。

どちらにも確かな良さがあり、それぞれの特性を理解して活かすことで、人生における豊かさの幅が広がっていることを実感しています。

この記事を読んで少しでも高配当株投資への興味が湧くきっかけになってくれたらうれしいです。😌

また次の記事でお会いしましょうね🐝🌻

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