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【つぶやき】6381|アネスト岩田、統合報告書の気になる4ポイント

10/3に統合報告書が出されましたね。
統合報告書ってのは、企業が投資家に向けて発行する 経営全体のまとめ資料

決算短信みたいに「数字だけ」ではなくて、人材戦略のことや成長戦略のことも書いてあったりします。
この中で個人的に気になったポイントをつらつらと書きますね!

目次

売上目標は達成できるか

会社は Vision2035 として「2035年までに売上1,000億円」を掲げています。

この達成に向けての数値目標としてはこんな感じ。

📊 アネスト岩田 数値目標の推移
指標 2024年度実績 2025年度目標 2026年度目標
売上高 544億円 580億円 620億円
営業利益 59.0億円 55.5億円 61.7億円
営業利益率 10.7% 9.6% 10.0%
ROE 9.4% 8.9% 11.0%
EPS(1株利益) 108.2円 105.5円 132.0円

前回の懸念事項でも書いたとおり、ワイが気になるのは今後の売上成長率
年率2〜3%程度の上積みが必要で、今年の決算ではここを確認したいところです。

配当金は83円を下限

「2025年度からの年間配当金は83円を下限とし、累進的な増配を予定」
この方針は5月に発表されました。

今回の統合報告書でも明文化されてますね。
配当下限の明示は高配当株投資家にとっては安心材料です☺️

株主還元は「配当性向」から「DOE」へ

まずは簡単に言葉の意味を解説するばい!

配当性向

配当性向っていうのは、利益のうち、どれくらいの割合を配当金として株主に還元しているかを示す指標。
企業の「配当金出すの、無理してない?」をチェックするための指標です。

配当性向が高すぎる=「もうこれ以上配当出すのきついっす〜😭」
の状態で、ぼくは”最初に”投資するとき配当性向70%を超える企業に注意を払ってます。

一般的には30〜50%くらいがちょうどいいとされてますかね。

DOE

「株主資本配当率」って言われてるけど言葉は覚えんでよかです😂
配当性向と違って、株主の純資産のうち、配当として支払う割合を数値化したもの。

日本企業の株主還元方針で最近じわじわ広がっている気がするってのが個人的な感覚。

配当性向と違うのは、純利益が分母ではなく、”純資産”が分母なところです。

つまりそもそもお金持ちの企業だったら、一時的に利益が落ちても「配当維持」しやすいということ。
DOEへの転換=配当を維持しやすくなるって感じでイメージしてもらえればいいかなと思います。

高配当株投資家にはプラス材料のひとつ!

来年は創業100周年

アネスト岩田は来年 創業100周年 を迎えます。
節目の年ですね。

「100周年」を節目に、第二創業期として
・成長戦略
・人材投資
・株主還元強化
を位置づけてます。

記念配当などの直接的な施策は今回の統合報告書で見当たらないけど、“第二創業期”として成長戦略や株主還元強化を打ち出している点は今後に期待ですね💡

まとめ

今回は銘柄紹介したアネスト岩田の統合報告書について、つぶやきという形で気になったポイントをまとめました。

要点まとめるとこんな感じ。

・売上1,000億円を目指す「Vision2035」
 → 年率2〜3%成長が必要。決算で要チェック。

・配当は83円を下限に累進増配
 → 投資家にとって大きな安心材料。

・株主還元の軸をDOEへ転換
 → 利益減でも配当維持しやすい仕組みに。

・創業100周年を「第二創業期」と定義
 → 成長・人材・株主還元を強化。

結論、アネスト岩田は「安定配当+成長余地あり」と見れる企業だと感じました。
これからの決算と還元姿勢を追いかけつつ、長期保有していける注目っすね!

以上!👋

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